栄能ファームについて

About us

残したい風景
伝えたい味がここにある

奥能登・金蔵から世界へ
日本の原風景を維持しながら、美味しいお米を皆様のもとへ

世界に誇る「輪島塗」の産地である、石川県輪島市。海の幸が豊富で、輪島朝市やキリコ祭りなど、田舎ならではの魅力が溢れています。そんな輪島市は2011年、周辺の市町村を含めた「能登の里山里海」として、日本で初めて「世界農業遺産」に認定されました。その輪島市の東部に位置する「金蔵」は、日本の原風景ともいえる美しい棚田が広がる集落。「にほんの里100選」や「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選ばれたこの地を訪れれば、世界農業遺産である理由が実感できることでしょう。

「金蔵」の魅力は、美しい風景だけではありません。じつはこの棚田には、とても美味しいお米を栽培できる環境が整っているのです。能登の自然の栄養分が豊富に存在する粘土質の土壌。また、山間部特有の昼夜の寒暖差が、粘りのあるモチモチした食感と甘みのあるお米を育てます。「金蔵」で栽培された米の美味しさは、同じ輪島の米農家も認めるほどなのです。

「金蔵」の棚田は、耕作をするという点において大変な労力を伴います。急坂ばかりで草刈りがしにくく、粘土質の深い土壌であるため農業機械を扱うのも簡単ではありません。また、平野部と比べて田んぼの面積も小さく、その大変さは「金蔵の米は美味いけど、労力は平野部の3倍はかかる」と、他の地区の農家さんが言うほどです。
現在、農業者の高齢化もあいまって「金蔵」のような難易度の高い田んぼの担い手不足が深刻化しています。2016年より約1.6ヘクタールの面積でお米を作りだした私ですが、2020年には約4倍の7ヘクタール、枚数にして約100枚の田んぼを耕作することになったことからも、いかに耕作者が不足しているかお分かりいただけるかと思います。

私は「金蔵」の兼業農家であった祖父の病気をきっかけに、この地で農業を始めました。どうやって水を引けば良いのか。どうすれば田植えができるのか。いつも手探りの状態でありながら、ひとつひとつ問題を解決してきました。なぜなら「世界農業遺産の名に恥じぬよう、この美しい棚田を守り、地元でも評判の良いお米を多くの人に届けたい」という想いがあるから。それが私が、稲作が難しいといわれる「金蔵」という地で農業をやり続ける理由でもあります。
美味しいお米を栽培できる環境が整った「金蔵」の棚田。この自然からの贈り物を大切にし、より味わい深いお米ができるよう栽培に励んでいくのが私の使命。その賜物として、生み出されたお米を「金蔵米蔵金」として、皆さまのもとへお届けしていきます。

会社概要

Company

会社名 のと栄能ファーム
代表者 山下 祐介
住所 〒928-0236 石川県輪島市町野町金蔵ヨ部246番甲地
E-mail info@noto-eino-farm.com
URL https://noto-eino-farm.com
定休日 水曜日